令和4年度 稲城市立病院 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 298 93 183 343 362 480 570 1162 1089 289
当院は地域の中核病院として、幅広い年齢層の患者さんを診療しております。
令和4度の全退院患者さんの平均年齢は62.9歳で、昨年度の59.8歳と比較し約3歳の年齢上昇があり高齢化が認められました。年齢層としても70歳代~90歳代の患者さんが全体の約52%を占め、これも昨年度の48%から4%増加しております。稲城市は高齢化が緩やかな地域と称されておりますが、80歳代の患者数は昨年度の2.5倍、90歳代の患者数は4.0倍に増加しております。80歳以上の患者さんの占める割合は28%と昨年度の20%より8%増となり高齢患者さんが急激に増加していることが認められます。
一方で当院は周産期医療にも力を注いでおり、新生児の入院患者数が多いことも影響し、10歳未満の患者数が全体の約6%と多いのも特徴です。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 16 28.19 21.11 25.00% 86.00
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし - - 13.61 - -
060102xx99xxxx 穿孔又は膿瘍を伴わない憩室性疾患 手術なし - - 7.63 - -
0400801499x012 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病ありA-DROP スコア2 - - 18.95 - -
100380xxxxxxxx 体液量減少症 - - 11.15 - -
内科では誤嚥性肺炎で入院される患者さんが最も多くなっています。次に多いのは急性腎盂腎炎などの尿路疾患、結腸憩室炎(手術なし)、細菌性肺炎、脱水症となっています。
呼吸器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040110xxxxx0xx 間質性肺炎 手術・処置等2なし 33 45.39 18.57 6.06% 80.64
040040xx9900xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 10 16.50 13.49 20.00% 80.20
040120xx99000x 慢性閉塞性肺疾患 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし - - 13.68 - -
040200xx99x00x 気胸 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし - - 9.24 - -
040150xx99x0xx 肺・縦隔の感染、膿瘍形成 手術なし 手術・処置等2なし - - 22.66 - -
呼吸器内科では間質性肺炎で入院される患者さんが最も多くなっています。次に多いのは肺癌の患者さんの入院です。次いで慢性閉塞性肺疾患や肺気腫、気胸、膿胸の患者さんの入院が多くなっています。
循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050130xx9900x0 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし他の病院・診療所の病棟からの転院以外 31 21.52 17.54 3.23% 83.13
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 21 32.48 21.11 19.05% 85.81
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 20 18.25 13.61 15.00% 73.80
050050xx9910x0 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等11あり 手術・処置等2なし他の病院・診療所の病棟からの転院以外 16 3.38 3.04 0.00% 70.19 CAG冠動脈造影(上腕)
CAG冠動脈造影(足)
050210xx97000x 徐脈性不整脈 手術あり 手術・処置等1なし、1,3あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 12 8.25 9.89 0.00% 77.83 植え込み型心電計
循環器疾患の入院は、やはり、心不全が多くなってきました。年齢も高齢化してきています。
又、循環器内科で入院している患者さんで肺炎や尿路感染症の治療で入院している方も多くいますが、循環器疾患をもつ方に合併して肺炎や尿路感染をきたして入院されているということであります。
消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 160 2.44 2.64 0.00% 66.55 内視鏡的粘膜切除術(EMR)
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 43 8.81 8.94 2.33% 79.49
060102xx99xxxx 穿孔又は膿瘍を伴わない憩室性疾患 手術なし 32 8.19 7.63 3.13% 62.53
060190xx99x0xx 虚血性腸炎 手術なし 手術・処置等2なし 20 8.10 8.76 5.00% 71.50
060335xx99x00x 胆嚢炎等 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 17 10.41 10.93 0.00% 74.06
消化器内科では大腸腫瘍や大腸ポリープに対する内視鏡的切除での入院が最も多いですが、出血の危険性が低い場合は日帰りでのポリープ切除も多数実施しております。
総胆管結石、大腸憩室炎、虚血性大腸炎、急性胆嚢炎などの入院も多くなっています。
腎臓内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110280xx9901xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等21あり 19 25.74 13.82 5.26 74.89
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 18 24.72 21.11 16.67% 90.00
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 18 14.50 13.61 0.00% 74.28
110280xx02x00x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 動脈形成術、吻合術 その他の動脈等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 14 4.07 7.59 0.00% 74.93 透析シャントPTA
110280xx9900xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 12 11.33 11.77 0.00% 74.33
腎臓内科の入院では、慢性腎臓病や糸球体腎炎・腎症に対する加療を行う入院が多いです。
他にも、維持透析を実施されている方が肺炎や心不全などを併発された場合の入院も担当しています。
脳神経内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 15 19.80 21.11 13.33% 83.27
010060x2990201 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等22あり 定義副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は2 13 24.46 16.01 46.15% 73.77
010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は2 11 14.36 15.97 27.27% 68.64
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 10 16.90 13.61 10.00% 83.20
010160xx99x00x パーキンソン病 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし - - 18.58 - -
脳梗塞で入院される患者さんが最も多くなっています。
患者さんの入院時平均年齢は70歳代前半で、発症年齢が高いほど入院期間が長くなる傾向があります。急性期治療を受けた後に回復期リハビリテーション病院などへ転院する患者さんの割合も高めになっています。
次に多い疾患は誤嚥性肺炎で、高齢者に多くみられる代表的疾患のひとつです。脳神経内科に限らず、併存症の内容などにより各内科に分かれて入院するためそれほど脳神経内科の患者数は多くありません。
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060035xx99x6xx 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等26あり 143 3.16 4.44 0.00% 68.94 大腸化学療法
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 65 6.18 4.59 0.00% 69.49 ソケイヘルニア根治術
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 38 2.03 2.64 0.00% 66.84 内視鏡的粘膜切除術(EMR)
060335xx02000x 胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 37 6.43 6.93 0.00% 59.27 腹腔鏡下胆嚢摘出術
060150xx03xxxx 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 28 6.00 5.32 0.00% 35.04 腹腔鏡下虫垂切除術
外科の入院では大腸癌(結腸癌および直腸癌)で、手術を行った後に化学療法のために計画的に短期入院を繰り返すというケースが最も多く見受けられました。外科のDPCを集計すると、手術のための入院・手術前後の化学療法のための入院など、治療内容ごとに多様なDPCに分かれ、結腸・直腸など部位によって細分化されるため、ひとつひとつのDPC患者数はそれほど多い数にはなりません。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 54 28.48 26.42 44.44% 79.81
160760xx97xx0x 前腕の骨折 手術あり 定義副傷病なし 37 3.19 4.86 0.00% 47.14
070343xx99x1xx 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 手術なし 手術・処置等21あり 35 3.00 2.62 0.00% 74.14
070230xx01xxxx 膝関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 33 27.00 22.44 6.06% 77.12 人工膝関節全置換術を受けられる方へ
070343xx01x0xx 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。) 前方椎体固定等 手術・処置等2なし 30 23.83 20.05 13.33% 75.17
整形外科では、大腿骨近位部骨折での手術入院が最も多く、人工骨頭挿入術や骨折観血的手術を行っています。
外傷では、前腕の骨折も多く、ほとんど手術が行われています。本骨折は骨粗鬆症のある高齢者に多いのですが、交通外傷やスポーツなどが原因で若年や壮年にも多く、そのため平均年齢はやや下がっています。前腕の骨折では術後早期に退院可能なため、入院期間はかなり短くなっています。
また、腰部脊柱管狭窄症などに対する検査入院や、脊椎固定術や除圧術などの手術入院が多くなっています。これらは高齢者に多く、平均年齢も高くなっています。
変形性膝関節症での入院も多く、人工膝関節置換術の手術の患者さんがほとんどです。高齢者に多い病気であり、在院日数が長くなっています。しかし、院内でのリハビリテーションで歩行が可能となる場合が多く、大腿骨の骨折に比較し転院率は低いです。
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 10 16.5 8.54 30.00% 80.6
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 10 14.3 10.14 10.00% 75.2
010040x099000x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし - - 19.58 - -
160100xx99x10x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2あり 定義副傷病なし - - 17.93 - -
010030xx01x0xx 未破裂脳動脈瘤 脳動脈瘤頸部クリッピング等 手術・処置等2なし - - 14.89 - -
当院は東京都指定の二次救急医療機関であり、比較的軽傷の頭蓋内損傷の入院患者が多数ですが、脳卒中患者(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)も入院治療を行っています。また、当院は健診センターを併設しており未破裂脳動脈瘤や脳腫瘍の手術も行っています。
小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
140010x199x0xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(2500g以上) 手術なし 手術・処置等2なし 142 6.15 6.13 0.70% 0.00
140010x299x0xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(1500g以上2500g未満) 手術なし 手術・処置等2なし 36 10.25 10.92 0.00% 0.00
040090xxxxxxxx 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 21 5.00 5.89 0.00% 2.19
040070xxxxx0xx インフルエンザ、ウイルス性肺炎 手術・処置等2なし 13 5.23 5.56 0.00% 1.46
040100xxxxx00x 喘息 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 11 4.45 6.05 0.00% 1.55
小児科では、在胎34週以降の新生児から中学生を対象に主に急性期疾患の入院診療を行っています。新生児入院が最も多く、新生児黄疸、新生児一過性多呼吸、新生児仮死など背の検査、治療を含むDPCコードが第1位で142例となっております。次いで、低出生体重児や早産児による入院が36例で第3位以降は呼吸器疾患関連の入院であり、特に乳幼児で患者数が多い状況でした。
皮膚科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080020xxxxxxxx 帯状疱疹 59 7.81 9.25 0.00% 66.29 帯状疱疹
080010xxxx0xxx 膿皮症 手術・処置等1なし 24 11.21 13.50 0.00% 59.54
080007xx010xxx 皮膚の良性新生物 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)等 手術・処置等1なし - - 3.94 - -
080006xx01x0xx 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外) 皮膚悪性腫瘍切除術等 手術・処置等2なし - - 7.29 - -
180060xx97xxxx その他の新生物 手術あり - - 5.96 - -
帯状疱疹は中枢神経合併症やウイルス血症などの重症化の虞のほか、高齢者の体幹で帯状疱疹後神経痛の合併が起きやすい患者さん、基礎疾患のある患者さんなどが入院加療の適応になります。また、顔面で眼合併症、難聴・顔面神経麻痺、四肢で運動麻痺の合併症など、発症した場合には治療後の生活に大きく制限がくわわる可能性が高いものが適応となります。急性膿皮症は創部からの感染による蜂窩織炎などが多く、時に病勢が進行して、緊急切開が必要となるケースもあります。良性腫瘍は大きさ、部位、個数、基礎疾患、年齢などで入院の適応となることも多く、特に遠方からいらした方の場合は、術後の通院などのことも含めて入院される方がいらっしゃいます。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
11012xxx02xx0x 上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術 定義副傷病なし 73 4.29 5.29 2.74% 65.12 経尿道的(内視鏡的)結石砕石術
110080xx991xxx 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 62 2.26 2.45 0.00% 71.68 前立腺生検術(1泊2日)
前立腺生検術(2泊3日)
11012xxx97xx0x 上部尿路疾患 その他の手術あり 定義副傷病なし 37 5.41 7.20 2.70% 69.59
110070xx03x0xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等2なし 36 7.39 6.85 2.78% 77.14 経尿道的膀胱腫瘍切除術(TUR-BT)
110200xx02xxxx 前立腺肥大症等 経尿道的前立腺手術等 30 9.27 7.82 0.00% 72.23
泌尿器科では最も多い疾患は上部尿路結石症(腎結石、尿管結石)です。尿道から尿管鏡を尿管に挿入して結石をレーザーで破砕する経尿道的尿路結石除去術(TUL)を実施しています。TULは3泊4日の入院治療です。2番目に多い患者さんは、健康診断や人間ドックでPSA検査を受け数値が高いため前立腺癌の疑いで紹介され、前立腺針生検目的で入院される患者さんです。3番目に多い疾患は膀胱がんに対する経尿道的手術(経尿道的膀胱腫瘍切除術、TUR-Bt)を受ける患者さんでした。尿道から手術用内視鏡を挿入し病巣部を電気メスで切除する方法で、場合によっては抗がん剤の膀胱内注入療法を併施します。開腹手術に比べ簡便で身体的負担が少ないことが特徴となっています。
産婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
12002xxx02x0xx 子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮頸部(腟部)切除術等 手術・処置等2なし 55 1.53 3.02 0.00% 37.64 円錐切除術を受けられる方へ(1泊2日)
円錐切除術を受けられる方へ(2泊3日)
120060xx02xxxx 子宮の良性腫瘍 腹腔鏡下腟式子宮全摘術等 48 5.13 5.98 0.00% 45.60 腹腔鏡下手術
120220xx01xxxx 女性性器のポリープ 子宮全摘術等 38 2.00 2.81 0.00% 43.32 子宮鏡手術を受けられる方へ(1泊2日)
子宮鏡手術を受けられる方へ(1泊2日)
120200xx99xxxx 妊娠中の糖尿病 手術なし 31 2.97 5.25 0.00% 34.48 妊娠糖尿病教育入院の方へ
120070xx02xxxx 卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術(腟式を含む。) 腹腔鏡によるもの等 30 6.03 6.04 0.00% 42.90 腹腔鏡下手術
産婦人科の入院のうち一番多いのは子宮頸部の異形成に対して円錐切除術やレーザー蒸散術を行う入院です。次いで腹腔鏡による子宮の全摘出などを行う婦人科手術入院、子宮内膜ポリープなどを子宮鏡により切除する手術の入院が続きます。いずれも低侵襲手術で患者さんの負担が軽く、短期入院で済むのが特徴です。その他には妊娠糖尿病の教育入院、腹腔鏡による卵巣嚢腫の手術入院があります。
眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患 手術あり片眼 202 2.05 2.63 0.00% 78.78 白内障手術を受けられる方へ(1泊2日)
白内障手術を受けられる方へ(2泊3日)
020280xx99xxxx 角膜の障害 手術なし - - 16.67 - -
020240xx97xxx0 硝子体疾患 手術あり片眼 - - 5.07 - -
白内障での手術入院が集計対象症例数の9割以上を占めます。片眼ずつ1泊2日でのご入院が主流となっています。
入院せずに外来で白内障手術を行う日帰り手術も試行しておりますが、ご高齢の方には入院手術をお勧めしています。
耳鼻科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030250xx991xxx 睡眠時無呼吸 手術なし 手術・処置等1あり 20 2.00 2.03 0.00% 59.25 睡眠時無呼吸検査
030400xx99xxxx 前庭機能障害 手術なし 17 7.24 4.79 0.00% 65.65
030428xxxxxxxx 突発性難聴 17 7.24 8.56 0.00% 57.53 突発性難聴
030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし 15 6.80 5.69 0.00% 35.20
030230xxxxxxxx 扁桃、アデノイドの慢性疾患 - - 7.73 - -
耳鼻咽喉科に入院するのは次のような場合です。1)耳・鼻・のど・頸部の手術を受ける。2)救急疾患の治療を行う。3)悪性腫瘍(癌)の治療を行う。4)入院して検査を行う、などです。
1)当科で行う手術は扁桃摘出手術、副鼻腔手術、鼓膜チューブ留置手術、(滲出性中耳炎)が多いです。2)救急疾患で多いのは急性ののどの炎症(急性扁桃炎、扁桃周囲膿瘍、急性喉頭蓋炎など)、めまい、鼻主出血、突発性難聴、顔面神経麻痺などです。急性ののどの炎症は経過によっては致命的となる場合もあり、症状や所見に応じて入院となります。めまいは診察上、耳が原因のめまいで体動が困難な場合は入院して経過を観察する必要があります。突発性難聴はめまいを伴う場合や聴力検査でレベルの低下が著しい(重症)の場合は入院して安静、点滴治療を行います。4)睡眠時無呼吸症候群の精密検査は1泊2日で行います。 頭頸部悪性腫瘍の治療に関しては対応困難です。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 20 - - 19 - 40 1 8
大腸癌 14 - 27 73 15 163 2 9
乳癌 12 30 - - - - 1 8
肺癌 - - - - - 12 1 8
肝癌 - - - - - - 2 6
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
この表は当院でがんの入院診療を行っている患者さんについて、臓器別、ステージ(進行度)別に集計したものです。
今回はステージ0(上皮内がん)の患者さんについてはどの部位においても掲載しないこととされているため、載せていません。
また病院指標自体が入院診療のみを対象としているため、外来のみで診断、治療している患者さんについては扱っておらず
10人未満の患者さんしかいない場合も個人情報保護の観点から載せてはいけないことになっているため
実際の患者さんの数に比べると少なめに表示されています。
病期分類が不明に分類されている症例については、治療前の検査入院に該当する患者さんが多いことを反映しています。
 退院時に評価するため、入院中に検査結果が出ていなかったり、遠隔転移の有無の評価を退院後に外来で行う方針の
場合に当該入院中の情報だけでは病期分類ができないことなどが理由として考えられます。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 - - -
中等症 14 23.4 80.4
重症 - - -
超重症 - - -
不明 - - -
中等度の患者数が最も多く全体の半数を占めています。軽症は比較的若年に多く、中等度以上は後期高齢者が中心となっています。高齢者は、心疾患、腎疾患、認知症などの合併症を有することも多く、合併疾患の影響で在院日数にもばらつきが多くなります。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 50 26.74 78.70 34.00%
その他 13 52.08 82.40 7.69%
脳梗塞とは、脳を栄養する動脈の閉塞や狭窄によって脳に十分な血液が供給されず(脳虚血)、脳組織が酸素、または栄養の不足のために壊死、または壊死に近い状態となることをいいます。一般的に、手足が動かなくなる、呂律が悪くなる、言葉が出ないなどの症状を伴います。
脳梗塞を発症したらすぐに医療機関を受診することが多く、当院でも約8割の人が脳梗塞の症状が出現してから3日以内に受診しています。急性期脳梗塞の換算の平均年齢は約79.5歳で高齢者に多くみられます。点滴や内服による治療に加えてリハビリ訓練もおこなうことが多く、入院期間は1週間程度から2か月間と、後遺症の程度やそれに対するリハビリ訓練の必要度により様々です。後遺症が続いている患者さんの一部は、社会復帰を目標としてさらなるリハビリ訓練を続けるために、リハビリ治療を専門としている病院に転院をしています。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
循環器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K597-2 ペースメーカー交換術 - - - - - ペースメーカー電池交換
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他のもの) - - - - - CAG冠動脈造影(上腕)
CAG冠動脈造影(足)
K5972 ペースメーカー移植術(経静脈電極の場合) - - - - - ペースメーカー植え込み式手術
K597-3 植込型心電図記録計移植術 - - - - - 植え込み型心電計
K5492 経皮的冠動脈ステント留置術(不安定狭心症に対するもの) - - - - - CAG冠動脈造影(上腕)
CAG冠動脈造影(足)
循環器内科としては、主な手術はペースメーカー関連手術、冠動脈の血行再建のステント留置術であります。
最近は、原因不明の失神に対して、植込型心電図記録計をうえこみ、原因をつきとめる方法もあり、当院においてもそれを行い失神の原因を診断し治療につなげる症例も多くなってきました。
消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2センチメートル未満) 140 0.38 1.14 0.00% 67.28 内視鏡的粘膜切除術(EMR)
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 40 1.78 14.23 10.00% 79.43
K7212 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2センチメートル以上) 30 0.23 2.47 0.00% 66.47 内視鏡的粘膜切除術(EMR)
K6871 内視鏡的乳頭切開術(乳頭括約筋切開のみのもの) 13 1.31 5.15 0.00% 74.08
K722 小腸結腸内視鏡的止血術 - - - - -
消化器内科では大腸腫瘍や大腸ポリープを内視鏡的に切除する内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術の件数が最も多くなっております。胆管結石や胆管炎に対する胆管ステント留置や結石除去も近年増加傾向です。
腎臓内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6121イ 末梢動静脈瘻造設術(内シャント造設術)(単純なもの) 20 5.60 5.90 10.00% 70.95 透析シャントPTA
K616-41 経皮的シャント拡張術・血栓除去術(初回) - - - - -
K616-42 経皮的シャント拡張術・血栓除去術(1の実施後3月以内に実施する場合) - - - - -
K607-3 上腕動脈表在化法 - - - - -
腎臓内科では、血液透析が必要な患者さんに対する内シャント造設術を実施しています。血液透析では、血液を体の外に出して血液透析器(ダイアライザ)を通して老廃物(尿毒症物質)や過剰な水分・電解質を取り除き、体の中に戻し、治療を行っていきます。血液透析の開始(導入)に先だって、血液の「送り出し口」「戻り口」である「内シャント」を造設するための手術が必要になります。他にも、血液透析に関連する手術や内シャントの狭窄部を拡張する手技(経皮的シャント拡張術など)、腹膜透析に関連する手術を行っています。
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 60 1.07 4.37 0.00% 61.62 腹腔鏡下胆のう摘出術
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 40 1.05 3.95 0.00% 66.90 腹腔鏡下ソケイヘルニア根治術
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2センチメートル未満) 32 0.09 0.97 0.00% 68.00 内視鏡的粘膜切除術(EMR)
K6335 ヘルニア手術(鼠径ヘルニア) 31 1.35 3.06 0.00% 60.52 鼠径ヘルニア根治術
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) 27 0.44 4.56 0.00% 33.22 腹腔鏡下虫垂切除術
外科での手術の種類は多岐にわたりますが、最も多いのは胆石症などの患者さんに対して行われる腹腔鏡下での胆嚢摘出術です。
2番目に多いのは鼠径ヘルニア手術で、当院では腹腔鏡での手術も行っています。
その次に多いのが大腸ポリープや大腸腫瘍に対する内視鏡的結腸ポリープ・粘膜切除術です。
当院では内科でも多く行われている治療ですが、外科では、胃がんや大腸がんなどの手術前、手術後の検査の際に
行うことが多いのが特徴です。
続いて多いのが腹腔鏡下虫垂切除術です。
このほか胃がん、大腸がんなどの消化器がん、乳がんの手術を手がけています。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0462 骨折観血的手術 前腕、下腿、手舟状骨 52 1.33 5.63 9.62% 61.12
K0461 骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿 49 3.12 17.84 26.53% 75.67
K0821 人工関節置換術 肩、股、膝 48 1.29 26.25 6.25% 76.15 人工膝関節全置換術
K1422 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。)(後方又は後側方固定) 34 5.35 30.47 44.12% 77.03
K1426 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。)(椎弓形成) 23 3.52 16.09 13.04% 74.65
整形外科では、外傷に比較して、慢性の疾患にたいする手術が増加しています。脊椎、膝など、いずれも高齢者が大半を占め、平均年齢が80歳近くになっています。
外傷では、若年者よりやはり高齢者の骨粗鬆症を起因とした、大腿骨近位部骨折や、前腕骨骨折、また脊椎の圧迫骨折が多くなっています。前腕骨骨折は歩行可能なため早期退院する傾向がありますが、脊椎や大腿の骨折は入院日数が長く、転院率が高くなっています。
皮膚科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0052 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2センチメートル以上4センチメートル未満) - - - - -
K0072 皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除) - - - - -
K0051 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2センチメートル未満) - - - - -
K0061 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3センチメートル未満) - - - - -
K0911 陥入爪手術(簡単なもの) - - - - -
皮膚科では入院を必要とする手術は、①術後出血や二次感染の虞が高い患者さん(部位、個数、腫瘍の大きさ、基礎疾患、年齢など)、②悪性腫瘍で切除が必要な患者さんの場合になります。
①には足底の腫瘍、頭皮内の大きさは2㎝以下でも、術後の出血およびそれにともなう二次感染のリスクが高くなることが多く、特に医療圏が当院よりも半径10㎞以上の比較的遠方からの紹介患者さんの場合には、通院も困難なため、入院治療を選択される場合が多いのが実際です。また、夏季は汗をかきやすく創部の治癒が悪いこともあり、入院手術の率が多くなります。脂肪腫など比較的大型で深部に腫瘍があるものも、しばしば全身麻酔を含めた手術になるので、入院の適応になります。
②は有棘細胞癌、基底細胞癌などの癌腫の手術が主なものです。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7811 経尿道的尿路結石除去術(レーザーによるもの) 74 0.97 2.35 2.70% 65.00 経尿道的(内視鏡的)結石砕石術
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 68 0.46 3.25 2.94% 72.12
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用のもの) 60 0.98 5.20 1.67% 75.23 経尿道的膀胱腫瘍切除術(TUR-BT)
K8411 経尿道的前立腺手術(電解質溶液利用のもの) 17 1.00 7.76 0.00% 72.24
K841-5 経尿道的前立腺核出術 14 1.00 6.50 0.00% 73.29 経尿道的前立腺切除術(TUR-P)
泌尿器科では最も多い手術は尿路結石症(腎結石、尿管結石)に対してレーザーなどによって破砕する経尿道的尿路結石除去術(TUL)です。TULは3泊4日の治療です。次に多い手術は経尿道的尿管ステント留置術です。尿管閉塞・狭窄解除のために尿管ステントを留置します。尿管閉塞の原因としては、尿管結石や腫瘍などですが、重症感染症、時に敗血症を期していることも少なくないため、原疾患の治療に先行して緊急で行う事も珍しくありません。3番目に多い手術は経尿道的膀胱腫瘍切除術(TURーBt)でした。切除鏡を尿道から膀胱に挿入して腫瘍を切除します。腫瘍の程度によっては手術後に抗がん剤を膀胱内に注入し、治療率の向上を補助しています。7日間程度の入院です。
産婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K877-2 腹腔鏡下腟式子宮全摘術 37 1.00 4.14 0.00% 49.76 腹腔鏡下手術
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡によるもの) 34 0.97 4.00 0.00% 44.56 腹腔鏡下手術
K872-32 子宮鏡下有茎粘膜下筋腫切出術(その他のもの) 33 0.00 1.00 0.00% 42.97 子宮鏡手術(1泊2日)
子宮鏡手術(2泊3日)
K867 子宮頸部(腟部)切除術 28 0.00 1.00 0.00% 39.46 円錐切除術(1泊2日)
円錐切除術(2泊3日)
K867-4 子宮頸部異形成上皮レーザー照射治療 27 0.00 0.04 0.00% 35.74 レーザー蒸散術
産婦人科手術で最も件数が多いのは、子宮筋腫などの診断で腹腔鏡により子宮の全摘出を行う手術です。次いで、腹腔鏡により卵巣嚢腫などの摘出を行う手術、子宮鏡により子宮筋腫の切除を行う手術です。いずれも開腹手術に比べて低侵襲なのが特徴です。子宮頸部異形成に対する円錐切除術やレーザー蒸散術も上位になります。
眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(その他のもの) 202 0.05 1.00 0.00% 78.78 白内障手術を受けられる方へ(1泊2日)
白内障手術を受けられる方へ(2泊3日)
K279 硝子体切除術 - - - - -
白内障に対する手術である水晶体再建術が集計対象手術件数の9割以上を占めます。                                                             手術は日帰りまたは入院で行っています。                                                                                                          また当院では加齢性黄斑変性、糖尿病性黄斑浮腫や網膜静脈閉塞症などに対して抗VEGF(血管内皮細胞増殖因子)剤の硝子体内注射を多く行っています。
耳鼻咽喉科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K3772 口蓋扁桃手術(摘出) - - - - - 口蓋扁桃摘出術
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) - - - - - 副鼻腔手術
K347 鼻中隔矯正術 - - - - - 鼻中隔矯正手術
K368 扁桃周囲膿瘍切開術 - - - - -
K340-4 内視鏡下鼻・副鼻腔手術2型(副鼻腔単洞手術) - - - - - 副鼻腔手術
耳鼻咽喉科は病気や手術の種類が多いのが特徴です。手術で最も多いのが扁桃摘出手術です。大人では習慣性扁桃炎の患者さん(1年間に3~4回以上、急性扁桃炎に罹る人)や扁桃周囲膿瘍になった人が扁桃摘出手術の対象となります。お子さんでは睡眠中の呼吸障害(いびきや無呼吸)が対象となり、扁桃と共にアデノイドを摘出することもあります。次に多い手術は慢性副鼻腔炎、副鼻腔真菌症、副鼻腔腫瘍などに対する副鼻腔手術です。当院では1週間程度の入院で行っています。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる - -
180010 敗血症 同一 - -
異なる - -
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 10 0.22%
異なる - -
手術・処置等の合併症は、手術後の出血や感染によるものが見られました。
合併症がないことは理想ですが、完全に実現することができていないのが現状です。
術前には十分は準備をおこなうとともに、患者様、ご家族には、ご納得いただける説明、処置をこころがけております。
手術や処置に伴う合併症をゼロとすることを目標としてこれからも取り組んでまいります。
更新履歴
2023/9/28
令和4年度 稲城市立病院 病院指標を公開いたしました。